1951-03-14 第10回国会 衆議院 農林委員会 第21号
それで一応聞いておきたいのですが、廣川農林大臣は畜産のこの問題より、もつと大きな問題である興農国会を朗報で放送されたことがある。しかしそれは、去年が終つても一向興農国会はなかつた。今度の臨時国会はいつごろの見通しなんですか。それをちよつと承つておきたい。
それで一応聞いておきたいのですが、廣川農林大臣は畜産のこの問題より、もつと大きな問題である興農国会を朗報で放送されたことがある。しかしそれは、去年が終つても一向興農国会はなかつた。今度の臨時国会はいつごろの見通しなんですか。それをちよつと承つておきたい。
これは廣川さんが言われておるように、興農国会までも開こうと言われた。そして二十六年度の予算を見て来ると、自立経済ということが盛んに言われておる。この自立経済という大きなわくの中で、今度の農林漁業の占める金融の役割はどの程度のものであるか。これをわれわれは知りたい。またそういう点は総合計画の中でどの程度のものであるか、何年実施するのか、今後はどのような計画でやるか、こういう点をひとつお伺いしたい。
戰後日本経済復興の完全な犠牲となつた農漁村は、一昨年以来いよいよ窮乏の度が加わり、昨年第七国会閉幕時においては、遂に與党、野党一致して、救農国会召集の決議案となつて現われ、政府もまたみずから興農国会を召集するのだと称し、あわせて廣川農相は食糧一割増産運動を提唱して、ようやくその緒につきかけたのであります。
農林省の方では興農国会というようなことを言つて、大臣も盛んにやつておつたのでありますが、これは増産面の方に力を入れておることでございます。
二十六年度の食糧増産関係の予算をしさいに検討するのに、昨年農林大臣は、第九国会は興農国会と称され、さらに、当時提出された予算は十五箇月予算であつて、この補正予算には計上していないが、二十六年度には大幅に計上するのだとおつしやられた。しかしこの予算案を見ますと、満足すべきものは土地改良においてわずか、開拓においてわずか、食糧増産の費用においてわずかを計上したのみにすぎないのであります。
大臣は、わが党がかつて主張した救農国会でなくして興農国会だと、前臨時国会で言われた。救農も興農も同じようなものですが、その興農ということについて廣川さんはたいへん熱心のようであります。しかし熱心ということと、いろいろなことを知つておるということとは別のようであります。もし農林大臣がおわかりにならなければ、他の係の方からお答えを願つても決して異存は、ございません。そのつもりで……。
また農林大臣の言をもつてするならば、興農国会と言われる国会であつたが、予算の裏づけなき国会でありました。すなわち農業政策を実行するには、当然これに対する裏づけとして予算措置というものが伴わなければならない。しかるに二十一億数千万円、総額三百三十二億のうちのわずか七%くらいの予算しかあなたはそのときに出しておらなかつた。
前国会において、わが党の河野君より、興農国会と称して開いたこの国会に、ふたをあけてみれば何ら見るべき農村施策がないじやないかと尋ねられまして、農林大臣は、次の国会には必ず御期待に沿う、予算にも計上してお目にかけると答弁をせられました。われわれは、二千二百万農民諸君とともに、二十六年度予算に対し大きな期待をかけていましたところ、今回もまた一向それらしい予算も新政策も見当らぬではありませんか。
○片柳眞吉君 今まで二十人の委員会を十八人にいたしまして、外務を十人を二十人にするということですが、例えば農林委員会は私は関係しておりますが、片一方では興農国会というような要求もありまするし、相当農林政策の重要性が増して来ておるのでありますが、これを二名の格差を付けるということが、果してどうかと多少の疑問を持つのであります。二十人と十八人と、同じ規格にできないものかどうかと思うのですが
池田蔵相が二言目には減税と言い、給與を上げましたと、まるで社会政策であるかのような宣伝をおさおさ試みておるのでありますが、又廣川農相がことごとに興農国会を振り廻しておるのも又農民に対する同様の狙いに外ならないと言わなければならないのであります。だが、かれらはそのために欺瞞的意図を果すに足る最小限度の財源も戰争協力再軍備のために食われて、皆目持ち合わせないというのがその実態であります。
廣川農林大臣はこれに応ずるかのことく興農国会を呼号して農民大衆を喜ばせました。然るにここに提出されました補正予算案には雀の涙ほどの救済費しか見込まれておりません。政府は来年度にはうんと見込むからと陳弁しておられますが、その金額のあらましをすら示せないほど何も考えておらないことが予算審議の過程においてはつきりとなつたのであります。
第四に、農業の方面においてはどうか、興農国会の看板はどこへ行つたのか、いわゆる廣川朗報によるところの食糧増産費、公共事業費、農林漁業金融公庫、その他主食の一句増配、こういうようなその場限りの公約は一体どこに飛んでしまつたのであるか。この予算のどこを探して見ても興農のコの字もないというのが実情でございます。
農業倉庫で保管料をもらえるけれども、白米にしてしまうとそれで保管料がもらえないという問題とか、それから減耗率に対して、公団関係の精米所に対しては年間平均しまして三%か何かの減耗率を見込んでおられるにかかわらず、委託搗精に対しては減耗率を全然見てくれないというような問題とか、詳しいことを言うと時間がかかりますから省略いたしますけれども、そういう関係からどうしてもできないようになつておりまして、これは興農国会
大臣はこれに対して興農国会ということを言われた。これは確かに率直に申上げまして、大臣の表現のほうが私はよかつたと思う。積極性があつてよかつた。興農国会、非常に結構であります。ところが残念ながらこの国会において私は委員会を通じても、本会議場を通しましても確かにこの興農にふさわしいところの何ものもなかつたと思うのであります。
その意味から行きましても、今度米価を画期的に上げたということは、その一事を以てもこの国会が興農国会であると私は考えております。
それは本国会においても見られる通りに、本臨時国会の召集にあたりまして、農林大臣は、口を開ければわれわれ野党側の早期開会要求に対して、少々時期は遅れても、興農国会にするのだと言明しておつたのでありますが、あにはからんや本臨時国会が開かれましても、われわれ野党側の見解からするならば、少くとも本臨時国会を通じて、農業に対する何らの根本的な施策の跡を見ないのであります。
興農国会を提唱された廣川農林大臣がよもや反対であろうとは考えられないのでありまするが、この具体的な興農対策について今改めて大臣の御所信をお伺いたしたいと思います。
従つて救農国会を我々は要求し、農林大臣は興農国会と称されておるこの臨時国会ですが、農林省自体で農地の改良或いは耕地の改良等々については相当多額の予算を取つておられると私は考えておりますが、若し鉱害によつて被害を受けておる農地に対して、直ちに予算的措置が構ぜられることが困難であるならば、農林省自体が持つておられる公共事業費とか、或いは農地改良費とか、或いは新らしく農地を開墾するための費用とかというような
それから興農国会についてのことでありますが、これはこの国会に現われた一番大きな問題は米価の改訂であります。米価の改訂は農産物の改正によつて実際農民の利益するところは非常に大なのであります。この一つだけでも国会の意味があると私は考えております。
今度の国会に救農国会だということが強く取上げられ、また政府も野党から申し入れた興農国会、これの開会を今回やつたということに関しましては、十分わかつておられるわけであります。これに関して現われた予算の内容というものはどうかというと、非常に私は遺憾にたえないのであります。
○池田国務大臣 今度の補正予算で農業関係の経費があまり載つていない、廣川農林大臣は興農臨時国会と言つているのだがどうか、こういうお話でございましたが、私は興農臨時国会という言葉につきましては、廣川君の気持が十分わからないので、大蔵大臣としてはそういう興農国会という名のつく国会等は私は期待しておりません。
今回の臨時国会は、先に我が党が救農国会としてその開会を要求したものでありますし、又政府におきましても、廣川農林大臣は就任当時で張り切つておられたせいもありましてか、これを興農国会として開会すると大いに見栄を切られた問題の国会であります。
従つて我々は救農国会と呼び、政府又興農国会と称していたのであるが、蓋をはぐつて見ると、補正予算にも提出予定の法案にもその何物もない。誠に遺憾である。政府は独断的に経済は安定したと言つているが、そうではない。(「本当だ」と呼ぶ者あり)現今の農村の実情がお分りにならないのではないかと思う。(「分らない」と呼ぶ者あり)長らくの農村軽視の施政のために今や農村は疲弊のどん底に陷れらている。
○鈴木(正)委員 廣川農林大臣にもう一つお伺いしますが、興農国会という言葉を使つておられます。言葉はともかくといたしまして、これは本会議でも言つておられましたように、補正予算自体にはあまり農業関係の積極的な政策を盛られた項目はないようであります。農林大臣自身がそう言つておられる通りであります。
しかもその間、廣川農林大臣は、野党のいう救農臨時国会の名称は適切でない、われわれはもつと積極的な興農国会として臨時国会を開くと大みえを切られたのであります。 しかし、今次補正予算に現われた興農対策の実体には、ただ唖然たらざるを得ないのであります。
農林大臣も大賛成で、興農国会を開くと方々で放送されたのであります。延び延びになつたこの国会の補正予算をごらんになつて、これが興農国会に値し、全国農民が奮い立つものが一つでもあるとお考えになりますか。休会中方々で朗報をまき散らされたことを思い起され、しかもなおこの現実に直面して、廣川農林大臣はうそぶくだけの勇気がありますか。
それから次は、興農国会としては今度の補正予算はさびしいではないかというお話でありますが、これはとりようによつては、さように見えるのであります。
さらにまたこの内容を見ますると、せつかく、あるいは興農国会と申し、救農国会というこの国会に対しまして、適切なる農林水産面のことがまことに微々たるものであり、せつかく文教振興に対しまする首相の言葉も、この方面にはまことに貧弱であります。